研究のための援助が、日本大使館に承認されました
地方開発マスタープランの事前調査が、すでに外務省によって、フィリピン日本大使館に承認されました。
国家経済開発庁中部ビサヤ支庁長官エフレン・カーロンは、昨日のコンポステラ町での第一四半期会議で、Mega Cebu Development and Coordinating Board(MCDCB)へ明らかにしました。
※MCDCBとは、セブとその周辺市町の一体的開発を目的とした機関です。
カーロンは、事前調査のために、日本の独立行政法人国際協力機構(JICA)からの技術支援の要請に言及していました。
「政府について言えば、それは日本政府からの援助が優先的に必要です」と彼は答えました。
フィリピン外務省は先月、日本大使館への提案を承認しました。しかし、日本大使館からは今まで、返事がありませんでした。
カーロンは、研究では、統合した地方開発マスタープランの作成を含むだろうと述べました。それは、長期及び中期プロジェクトの準備、とりわけ、テーマ別行動計画と、後に確認される他のサブプロジェクトに関する事前調査です。
開発のための技術協力を担当するJICAは、過去に、セブを含む周辺の広域開発において実績がありました。2015年に持続可能な都市の成長のためのメトロセブロードマップの策定を終えています。これは、作成に3年近くを要し、10億フィリピンペソ(約24億円)の費用がかかりました。
研究は、メトロセブを構成する13自治体を対象とします。
今回、すべての地方自治体をカバーする研究のための提案がJICAによって考慮されることを希望するとカーロンは述べました。
発信元:CebuDailyNews.Inquirer.net
記者名:Victory Anthony V.Silva
引用元のURL:http://cebudailynews.inquirer.net/89492/bid-for-study-aid-endorsed-to-japan-embassy
画像の引用元:https://megacebu2050.wordpress.com/what-is-mcdcb/
JICAによる技術支援と日本政府によるODAが、このように着実な実績と成果を上げ続けていることは、とても喜ばしいですね。日本外務省によると、フィリピンにとって日本は最大のODA供与国なのだとか。これはもちろん日本にとってもフィリピンとの戦略的パートナーシップを強化し、フィリピンとの関係を円滑にしたい思惑があり、相応の利益を見越してやっていることではありますが、もう半世紀にもなりますね。
ただ、悲しいのはこうした援助を相当な期間絶え間なくやっているにも関わらず、このサイトで紹介するような日本憎しの団体もいます。まあ、それはそれ、これはこれ、なのかもしれませんが。人の感情としては、時折、看過できない気持ちになってしまうことも。外交とは、見えているものも見ないふりをすることなのでしょうね。
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